ブリティッシュエアウェイズやイベリア航空がメンバーのIAG(インターナショナル・エアラインズ・グループ)は、傘下のレベルフランスを清算することを決定したと発表しました。
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同社はフランス籍のIAG傘下のパリ・オルリー空港を拠点とする長距離LCCとなり、2006年にL’Avionとして誕生し、2009年にブリティッシュエアウェイズが買収した後に2018年からレベルブランドとして運航していました。現在はA330-200型機を3機保有しています。
今回の会社清算の決定により、先月破産申請を行ったオーストリアのレベルヨーロッパに続き、レベルブランドは2社消滅することになり事業規模が縮小となります。なおこれによりレベルブランドは、スペイン籍のレベルのみとなります。
IAGは、早くとも2023年まで2019年の航空需要に回復しないとの予測から、今回の決定を余儀なくされたとしており、需要が見込めないことから、赤字幅の拡大を防ぐために会社清算を選択した形となります。
新型コロナウイルスの影響により、多くのエアラインが破産に追い込まれていますが、今後今回のケースのような会社清算を選ぶエアラインも増えることが予想されます。Photo:LEVEL
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