ANAは、2023年度のANAグループ航空輸送事業計画を策定し、国際線のネットワークを拡充する計画を発表しました。国際線は、日本の入国規制の緩和を背景に2022年以降高まる日本発着の渡航需要に応え、積極的な路線展開を図るとしています。
2023年夏ダイヤにおいては、一時的に成田空港発着で運航していたシアトル・ワシントン・ヒューストン・バンクーバー線など羽田空港発着路線について、需要の回復に伴い羽田空港発着の運航とすることとし、回復が見込まれる日本発着のビジネス需要に応えます。
また羽田~ミュンヘン線を週3便、成田~ブリュッセル線を週2便で再開し、羽田~シドニー線においてはダブルデイリーへ増便します。また、2023年冬ダイヤにおいては成田~パース線の運航再開を予定するなど、ネットワークを拡充します。
同社は今後も増便・路線再開を進めるとともに、変化の予想される各国の出入国規制などに柔軟に対応する観点より、期初の設定にこだわることなく、月次ごとに需要動向に応じた柔軟な供給調整を行なっていくとしています。