アシアナ航空は、2021年2月5日から運航再開を予定していた札幌/新千歳~ソウル/仁川線の運航再開を延期することを発表しました。
新千歳空港が2020年12月21日から中国・韓国からの運航便の受け入れを再開したことから、アシアナ航空は、一定のビジネス需要などが見込まれるとし、特定日(2月5・15日)の運航ながら再開を計画しましたが、日本政府による緊急事態宣言・ビジネストラックの停止の影響により計画を変更したものとみられています。
これにより新千歳空港は、2月も国際線の発着が見込まれないことから、昨年3月26日の運航を最後となった国際旅客便から11ヵ月連続で入国者、国際線発着回数がゼロとなる見込みです。
なお新千歳空港を管理する北海道エアポートは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い旅客便が減便され、航空貨物スペースが不足している現状であることから、航空貨物輸送の維持を図るべく、国際貨物便に対する新規補助制度を新設するなどの対策を講じています。Photo : Airbus