2025年6月12日に発生したエアインディアのアーメダバード発ロンドン/ガトウィック行きのAI171便を運航した787型機が離陸直後に墜落事故において、新たな展開が出てきています。
これまでの事故調査においては、コックピットの燃料制御スイッチの操作により、両エンジンへの燃料供給が遮断され墜落したとされ、パイロットが意図的に墜落させたとの見方もされていましたが、今回新たに機材故障を起因とする墜落であった可能性が出てきました。
これはTHE FEDERALが報じているもので、事故前の48時間以内に3件の重大な電気系統の故障を抱え、この問題を解決できないまま運航していた可能性があるとし、いずれも、安定装置、燃料系統、防火設備を制御する同一のデジタルネットワークに接続されたシステムに関係したものであったとしています。
また事故機は前区間を運航時にハードランディングし、事故の数時間前にスタビライザーモータートリムシステムを交換していたことも整備記録から明らかになったとしています。
現時点で最終報告書が公表されていないことから、事故原因は推測することしかできませんが、副操縦士が機長に対し、なぜ燃料供を停止したのかを尋ねる会話がボイスレコーダーに記録されていますが、機長はそのような操作は行っていないと答えていることからも、これまでの機長が意図的に墜落させたとの見方の風向きが変わる可能性がありそうです。Photo : AAIB


