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関西国際空港、2026年夏スケジュールを発表 中国路線の激減を韓国・東南アジアがカバー

 関西エアポートは、関西国際空港における2026年夏スケジュールの運航計画を発表しました。国際定期便は週平均1,399.8便(旅客便1,202.8便、貨物便197.0便)を見込んでいます。今回のスケジュールでは、中国路線の供給制約による大幅な減少が目立つ一方で、韓国や東南アジア路線の力強い成長が示される形となりました。

 国際線旅客便の総便数は、2025年夏期実績と比較して17%の減少となる見通しです。日中関係の影響や供給制約により、中国路線は前年の週536.5便から週162.9便へと、70%もの大幅な減少を見込み、就航都市数も33地点から12地点へと縮小しています。

 中国を除く地域では、前年比14%増と堅調な伸びを見せています。特に韓国路線は、深夜便の新規就航や利便性の向上を背景に、週468.6便(前年比26%増)まで拡大。東南アジア路線も、2026年6月よりエアアジア・マレーシアが関西~高雄経由~クアラルンプール線を新規就航させるなど、週207.1便(前年比14%増)とネットワークを広げています。欧米路線は前年並みの水準を維持しており、フィンエアーのヘルシンキ線が6月末より増便されるなど、インバウンド需要を取り込む動きが続いています。

 国内線旅客便は、1日平均54.7便(前年比9%減)となる計画です。大阪・関西万博終了後の需要変化に合わせた供給調整が行われており、ANAが羽田路線を除く大部分の路線を運休する一方、ピーチアビエーションは2026年7月以降に運航便数を増加させる計画を立てています。供給の適正化により、1便あたりの搭乗率は上昇傾向にあります。

 国際線貨物便は、EC需要の拡大に支えられ、週197.0便(前年比31%増)と非常に安定した推移を見せています。また、国内貨物においても大きな進展がありました。2026年3月24日より、スプリングジャパンがヤマトグループの貨物専用機を用いて関西~新千歳線の運航を開始し、これは関西国際空港における国内定期貨物便としては6年ぶりの新規就航となり、物流拠点としての機能強化が期待されています。Photo : 関西エアポート

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