成田空港 航空ニュース

成田空港、開港以来初の中央受配電所全面更新 新施設「Central Power Substation」4月1日着工

 成田空港と東京ガスが設立した株式会社Green Energy Frontierは2026年3月30日、成田空港内の受配電を支える新中央受配電所「Central Power Substation」の建設を4月1日より開始すると発表しました。既存施設の全面更新は、同空港の開港以来初めての取り組みであり、竣工は2028年度を予定しています。

 新施設の受電容量は、現在の中央受配電所と比較して約1.5倍に拡大されます。この大規模な能力増強は、「成田空港第2の開港プロジェクト」による将来的な電力需要の増加を見据えたものです。同プロジェクトにおいて計画されている滑走路の増設、旅客ターミナルビルの再構築、新貨物地区の整備などを支えるため、強靭で高度なエネルギー基盤の構築が急務となっています。

 新施設の稼働に向けた最大の特徴は、既存設備からの移行を停電することなくシームレスに実現する点にあります。設備構成は太陽光発電などの導入を見据え、脱炭素化に向けた拡張性も備え、AIを活用したエネルギー需要予測システムを実装する予定です。将来的にはフライトスケジュールや気象情報といった多様な運用データと連携し、精緻な需要予測に基づく熱供給を含めた運用の最適化を目指すとのことです。

 さらに、現在空港外に位置するGEF本社を新施設内に移転し、一体化させる計画も明らかになりました。これにより、災害時等における情報連携の強化と意思決定の迅速化を図り、エネルギー供給における危機対応能力を向上させる狙いがあります。

 今回の着工は、GEFが成田空港内で推進する大型エネルギーインフラ更新事業の第1弾にあたります。同社は今後、第2弾として熱供給プラントの更新についても検討を進めるとしており、日本を代表する国際拠点空港の持続的な発展に向けたインフラ整備がさらに加速していく見通しです。Photo : NAA

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