カンタス航空は、約20時間飛行の超長距離路線となる『サンライズプロジェクト』にて、難航しているオーストラリア・国際パイロット協会との協議で合意できない場合は、独自のパイロット組織を結成することも検討していることが明らかになりました。
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同社は現在サンライズプロジェクトの実現に向け、同協会とパイロットの労働条件や給与条件のにおいて協議を行っていますが、現在までに主に給料面で合意できておらず、これがサンライズプロジェクトでのハードルとされていました。
同社は同プロジェクトを実現させる方向で計画を進めており、発注予定のA350-1000が型機の確定発注の締切が2020年3月31日に迫っていることから、半ば強引に協会との合意を目指す方向に舵をきり、合意がなされない場合は独自のパイロット組織(他エアラインや海外から約400名のパイロットを募り低コスト化した組織)を結成しプロジェクトを実現させることを同協会へ通達した模様です。
この通達によりカンタス航空のパイロットが入会している同協会が態度を軟化させるかどうかが注目されています。
なお現在の計画では、2023年頃にオーストラリアの東海岸からニューヨーク・ロンドンまでの直行便をA350-1000型機を投入して開設する計画としています。
画像引用:Qantas
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