IAGグループによる買収報道に落ち着きをみせつつあるノルウェージャンですが、以前からの計画にあり、就航が遅れているカナダへの路線開設の日程が明らかになり今後もグループのスケールは拡大する予定です。
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ノルウェージャンはカナダ当局より認可を取得しカナダへの就航を発表していましたが、B737MAXの納入遅れにより路線開設を延期するとしていましたが、今年の冬ダイヤで以下の路線を開設します。
10月29日より季節便としてB737-800でモントリオール~グアドループ線(週3便)、11月1日よりモントリオール~マルティニーク線(週2便)の運航を開始します。両路線はフランス・カリブ海諸島ですので、欧州エアラインであるノルウェージャンによる運航が可能となります。
また、2019年3月31日からはB737MAXでハミルトン~ダブリン線(週7便)の開設も予定しています。
ノルウェージャンCMOのThomas Ramdahl氏は『今回の路線開設はカナダ進出の第一歩であり、カナダで成功を収めることができれば今後さらに運航規模を拡大させることになるだろう』というコメント残しています。
ただ多くの航空アナリストが指摘するようにノルウェージャンの財政面は不安があり、また買収話が再燃してもおかしくはないと思いますが、以前同社CEO Bjorn Kjos氏が明らかにした日本路線開設(東京~バルセロナ、東京~ロンドン)に向けて独立系エアラインとして今後も健闘してもらいたいです。
個人的な意見ではLCCというと、基本的にFSCと差別化するためかパーティー感のあるイベントを大々的に打ち出し愉快なクルーで宣伝する会社が多いですが、ノルウェージャンはLCCの中でもスタイリッシュな雰囲気がありますしペイントもお洒落ですのでお気に入りエアラインです。いつか日本線が開設されるときには尾翼に日本の偉人がペイントされることに僅かながら期待しています。
参考記事:USA TODAY
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