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JAL(日本航空)、飲酒関連で2件のお詫びを発表

JAL(日本航空)は、子会社のJALエンジニアリング整備士による不正なアルコール検査事例、およびジェイエア運航乗務員による乗務前のアルコール検査未実施事案についてお詫びを発表しました。

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JALエンジニアリングについては、2019年1月19日福岡空港整備部の整備士が、社内のガイドラインで実施を義務づけているアルコール検査を、本人以外の別人により不正に実施していたことが発覚しました。

当該整備士、アルコール検査の代行者および報告漏れを生じさせた職制について、社内規定により厳正に処分したとしています。
なお、赤坂 祐二 日本航空代表取締役社長は、月額報酬の20%を1カ月分自主返納、北田 裕一 日本航空整備本部長(兼)JALEC代表取締役社長は、月額報酬の10%を1カ月分自主返納とすることが発表されています。

ジェイエアについては、2019年3月5日のJL2332便の飛行中に、アルコール検査の実施・記録管理を行う部署の担当者が当該副操縦士の検査記録がないことに気づき、JL2332便の伊丹空港到着後に当該副操縦士へ確認をしたところ、検査未実施が判明したため、当該副操縦士はその後の乗務から外れました。
その後アルコール検査を実施したところ、アルコールは検出されませんでした。今回の件でJALは再発防止策を策定しています。

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