FSC 航空ニュース

カタール航空、2019年内に新たなエアラインへの投資やインドでの航空会社の設立を計画

カタール航空のAkbar Al Baker(アクバル・アル・ベイカー)CEOは、同社の2019年の計画を明らかにし、新たなエアラインの株式の取得、インドでの航空会社の設立、アフリカ線のネットワークの拡大を計画していることを明らかにしました。

スポンサーリンク

昨年からワンワールド脱退をちらつかせ、今後2カ月以内に残留か脱退かを明らかにする予定としているカタール航空ですが、新たなアライアンスを立ち上げるといった噂もあるだけに今年の計画である新たなエアラインの株式取得がどこまで織り込み済みなのかが注目されます。

また、インドでの航空会社設立に関しては数年前から計画が明らかにされていますが、外国事業者の出資比率の問題で計画が今日まで延期となっています。
当初カタール航空は実質自己資本100%(インド国内パートナー会社もカタール航空資本)で新会社を設立しようと試みましたが、インド当局がそれを却下しインド国内パートナーなしに設立を認めないことを明らかにしたことから計画が延期されています。

新会社設立以外にもインディゴの株式取得へ向け協議したことも明らかになっていますが、具体的な進展が無いのが現状です。今年初めには、経営難が指摘されているジェットエアウェイズの株式取得の可能性について問われた同CEOは、敵(エティハド航空)が株式保有しているエアラインに出資はしないとしています。
昨年9月の時点でインド市場への関心は1年で見限るとしていることから今年はインド市場で何らかの動きがあることが予想されます。

今後も積極的に事業を拡大していく予定のカタール航空ですが、まずはワンワールドに残留するのか脱退するのかに注目が集まります。
参考記事:ATW
画像引用:Qatar Airways

スポンサーリンク

カタール航空、2ヶ月以内にワンワールドに残留か脱退かを決定へ 現状では脱退へ

カタール航空、2024年から段階的にA380を退役させる計画を公表

カタール航空CEO、ワンワールド脱退の姿勢から態度を軟化 『問題解決の可能性がある限り留まる』