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ANA、旅客機の客席を貨物スペースとして活用し従来の約1.4倍の輸送量を確保

ANAは本日NH968便(上海発羽田行)にて、日本の航空会社として初めて旅客機の客席への貨物の搭載を開始したことを発表しました。

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画像引用:ANA

客室を貨物スペースとして活用することで、従来の床下の貨物室のみに搭載する場合と比較して、最大で約1.4倍の重量の貨物の輸送が可能になります。また、これに先駆け4月10日から、客席上部の手荷物収納スペースを活用したマスクなどの輸送も同路線において実施していることが発表されています。

今後は、引き続き上海発羽田行きの路線で客室を貨物スペースとして活用した輸送を継続し、需要動向を踏まえながら、対象路線を拡大していく予定としています。

上記のような旅客機の客室部を利用した貨物の輸送は既に多くの外航が実施しており、エアカナダやフィンエアーなどは客室から座席を取り除き更に輸送量を増やす取り組みを実施しています。

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