機材 海外LCC情報 航空ニュース

ライアンエアー、計75機のB737MAXを追加発注した事を発表 これにより同機の導入数は210機に

ヨーロッパ大手LCCのライアンエアーは、ボーイングに対し計75機のB737MAXを追加発注したことを発表しました。

今回の発注に伴い同社のMichael O’Leary CEOは、『我々は、お客様にこの新しい航空機を気に入っていただけると確信しており、同機の新しいインテリア、ゆとりのある足元のスペース、低燃費、静音性をお楽しみいただけると考えています。また低運賃を提供することができ、我々がヨーロッパの航空・観光産業の回復をリードする中、2021年から今後10年間にわたって、同機を導入する予定です。』とコメントを発表しています。

ライアンエアーは、同機のローンチカスタマーであり、2014年後半に100機、2017年に10機、2018年に25機の確定注文を行っており、今回の75機を合わせると合計210機導入することになります。また同CEOは、2021年にワクチンが人々に行き渡った際に、新機材を用いて迅速に運航便数を回復させるとしており、来年には航空需要を回復させることに意欲を示しています。

2度の墜落事故により信用を失った同機であることから、今回の発注は大幅に値引きされたことが予想されており、ライアンエアーにとっては低価格で新機材を導入でき、ボーイングにとっては再承認後の大型契約を得て回復に弾みをつけることができ、両者にとってメリットのある契約にまとまったものと考えられています。

ライアンエアーCEO『空港でのウイルス検査は完全に時間の無駄』

ライアンエアーCEO、ルフトハンザは危機が迫ればいつでも反射的に政府のポケットに手を入れるとして批判

ライアンエア、機体の『B737MAX』の表示を『B737-8200』に変更