カンタス航空とその傘下のLCCのジェットスターは、冬ダイヤ開始となる2021年10月31日より国際線を再開させる方針であるとし、現在準備を進めていること明らかにしました。
これまでは7月を目途に再開させる考えを示していましたが、現時点では4ヵ月の延長となります。なお10月に再開させることで、オーストラリア国民の大半がワクチンを接種を終えていることが予想されることから、現実的な再開のタイミングとなります。
カンタス航空は、これまで就航していた25都市への路線を再開させることを優先し、その後需要に合わせて運航頻度を調整する計画としており、10月末時点では25都市中の22都市への運航を再開します。なお除外となる3都市は、ニューヨーク、サンティアゴ、大阪となりますが、引き続き再開に向け調整を進めるとしています。
またジェットスターは、就航する13都市への運航を再開させる計画としており、カンタス航空同様に需要に合わせ運航便数を調整していくとしています。なお完全な需要回復は2024年になるとの予測は変えておらず、それまでは運航便数を調整して徐々に回復を待つことになりそうです。Photo : Qantas