2025年9月10日、国土交通省はJALに対して厳重注意を行い、再発防止策を報告するよう指示したことを明らかにしました。
この問題は、2025年8月28日のJL793便(ホノルル→中部)に乗務予定だった機長が、乗務前日に過度な飲酒を行ったことにより、自主的に行った検査でアルコールが検知され、当該機長の乗務を取りやめた結果、当該便を含む計3便に遅延が生じることとなったものです。
同社においては、2024年12月1日のJL774便(メルボルン→成田)の機長及び副機長が乗務前日に過度な飲酒を行い、同便が遅延する事案を発生させたことをふまえ、同月27日付けで業務改善勧告を受け、2025年1月24日付けで再発防止に向けた取組を国土交通省航空局に報告し、その実施を進めていたところでした。
本事案においては、同社は上記の再発防止に向けた取組の柱の一つである「運航乗務員の飲酒傾向の管理の更なる強化」に関し、当該機長に対して身体検査等の結果をふまえ、飲酒傾向の管理監督を一定程度行っていた一方で、当該機長は同社に対して断酒する旨の申告をしていたにもかかわらず乗務前日に過度な飲酒を行い、航空法第104条に基づき認可を受けた同社の運航規程に定める飲酒に係る規定に違反した事実等が確認されています。
上記をふまえると、当該機長について個人的な悪質性があったと認められるとともに、同社についても管理監督が十分であったとは言えず、安全管理システムが十分に機能していたとは言いがたいことから、厳重注意を行い、再発防止策を検討の上、2025年9月30日までに再発防止策を報告するよう指示したとしています。




