スカイマークは、2025年12月15日に本社にて会見を行い、改めて国内線事業が直面する課題が重要なテーマであるとの認識を示しました。
会見に出席した本橋学社長は、国内旅行全体や国内諸物価がコスト上昇に見合った収益を得る中、国内航空単価はコストに見合わない低い伸び率に留まっており、一事事業者だけで解決できる問題ではないと改めて危機感を示し、利用客が多くて儲かっていますねと言われるが実際は利益なき繁忙であるとしました。なお既に同社は今後の国内線のあり方を議論する有識者会議で意見を提出していますが、現状としては今後も開催される有識者会議にて議論を深めてほしいとコメントするに留めています。
またこのようなコスト高は世界的なものでもあり、海外に目を向けるとLCCのFSC化、FSCのLCC化などが進んでおり業界が直面している問題でもあるとの認識を示し、これまでにユナイテッド航空CEOもコスト高でLCCのビジネスモデルが厳しい状況であることに言及するなどしており、業界の共通認識であると考えられます。
また2026年から受領を開始する737-8(737MAX8)の導入においては、新機種の導入に伴い実際にボーイングのシアトルの施設やスピリット・エアロシステムズの施設を視察し、安全に万全を期して導入を進めているとし、現時点で製造上、安全上懸念事項はないとの認識であるとしました。(本会見で機体デザインも発表済み)

そして今後計画する国際線事業については、国際線の進出の検討は必須であり、10月に運航した神戸~台北線で手ごたえを感じたとしながらも、国際線の多くはレッドオーシャンであることから、引き続きマーケットを分析し利益を出せる路線選定を行っていく方針としています。
このほか顧客満足度を向上に向けた取り組みを強化しており、搭乗券のQRコードで収集しているアンケートなどからタイムリーに利用者の声が反映される仕組みを構築しているとし、引き続き利用者目線で運営するエアラインであり続ける姿勢を示しています。
スカイマーク「国内線は利益なき繁忙という課題に直面」他社を含めコストに見合わない恒常的セールの抑止や燃油サーチャージの導入を提言




