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ロシアのウラル航空、認定外の整備でA320の耐用年数を延長へ

 ロシアのウラル航空は、欧米諸国による経済制裁の影響で航空機部品の調達やメーカー支援が途絶える中、保有するA320ファミリーの耐用飛行時間を、メーカー設定を大幅に上回る96,000飛行時間まで延長する独自のプログラムを開始する計画です。

 通常、A320の設計耐用飛行時間は60,000時間から75,000時間程度とされていますが、同社は独自の整備方法で機体の運用を引き延ばします。

 ウラル航空は、自社整備センターで機体を完全に分解・点検・修理したうえで再組み立てを行うオーバーホールを2026年秋から本格化させる計画ですが、これはエアバスが認定した整備ではないことから安全性を脅かす可能性があるとの指摘があります。

 これまで共食い整備や闇ルートで部品を調達してきたロシアのエアラインですが、細部まで制裁が効いたためか、今回は苦肉の策で整備を行うものとみられます。Photo : Ural Airlines

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