ユナイテッド航空のスコット・カービーCEOは、中東地域での紛争激化に伴う原油価格の上昇が、世界的な航空運賃のさらなる値上げを招く恐れがあると警告しました。
同社のスコット・カービーCEOは、イスラエルやイランを含む中東地域での紛争激化を受け、エネルギー供給への懸念から原油市場が極めて不安定な動きを見せていることに強い危機感を示しました。特にエネルギー輸送の重要拠点であるホルムズ海峡をめぐる混乱が深刻化し、原油先物価格が記録的な急騰を見せていることが、航空会社にとって人件費に次ぐ第2のコスト要因である燃料費を直撃しているとしています。
また、かつて多くの航空会社が実施していた燃料価格の固定化(ヘッジ取引)を行う企業が減少している現代において、燃料価格の変動は経営コストに即座かつ直接的な影響を与えることから、航空各社は採算悪化を回避するために、運賃への転嫁を余儀なくされる可能性が高まっており、航空運賃が急騰する可能性があるとの見解です。
現在の燃料高騰がただちに直近の航空券価格に反映されるわけではありませんが、この原油高の状況が数週間から数ヶ月にわたって長期化すれば、2026年後半の大幅な値上げは避けられないと予測されています。今回の警告は、世界中の利用者に向けた今後の旅行計画におけるコスト上昇への警戒を促すものと捉えることができます。Photo : United Airlines




