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航空燃料の供給不安と価格高騰 韓国LCCで国際線の減便検討が加速する見通し

 中東情勢の緊迫化に伴う世界的なエネルギー価格の高騰を受け、韓国のLCC各社が国際線の減便や運休を検討している模様です。燃油コストの急増に加え、一部の就航先では燃料供給の不安定化も懸念されており、運航計画の再考を余儀なくされるとみられています。

 関係筋によると、イースター航空は5月中に計画していた仁川からベトナムのフーコックを結ぶ路線の一部について、運休を検討しているとみられます。これはベトナム現地での燃料確保が不透明になっていることが背景にあると推測されており、安全な運航維持のための慎重な判断がなされる見通しです。

 また、エアプレミアにおいても、4月下旬から5月にかけてロサンゼルスやニューヨークなどの主要路線で便数を調整する可能性があるとみられています。急激な燃油価格の上昇により、これまでの運賃設定では採算を維持することが困難になっているとの見方が強まっているためです。

 今回の動きは単なるコスト増にとどまらず、燃料そのもののサプライチェーンの混乱も影響していると考えられています。燃料価格の急騰を受け、4月以降の燃油サーチャージは大幅な引き上げが予想されており、旅客需要への影響も避けられない情勢です。

 韓国政府は国内供給の安定化に向けた対策を検討しているとみられますが、情勢の不透明感は拭えていません。今後、他のLCC各社においても不採算路線の整理や、燃料確保を優先した一時的な減便措置が連鎖的に行われる可能性があるとみられ、利用客には最新の運航情報の確認が求められることになりそうです。Photo : Inchon Airport

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