ルフトハンザグループは、2020年に退役予定としてたMD-11Fの運用を延長とし、発注しているB777Xの一部をB777Fへの変更を検討していることがわかりました。
スポンサーリンク
当初の計画では、2020年内にMD-11F型機は退役する予定となっていましたが、新型コロナウイルスによる貨物需要の高まりにより同機の使用を延長することが検討されているようです。また同様の理由で、発注しているボーイングの最新鋭機となるB777-9型機の20機発注している分の一部をB777Fへ変更することも検討しているとされています。
既に同グループは既存の貨物機だけで需要に対応できていないことから、旅客機を使用し貨物便の運航を行っているほか、今後3年はウイルス問題以前の需要に戻らないとの予測をしていることから、新造旅客機の受領を控えたいものとみられます。
機材変更については、既にボーイングと話し合いが行われているとされており、仮に発注機材の変更が認められた場合は、暫く新規受注がないB777Xの開発プログラムにとって痛手となりそうです。なお同機のキャンセルはキャセイパシフィック航空も検討していることが報道されています。参考記事:aero.de 画像引用:Lufthansa
スポンサーリンク
ルフトハンザ、需要低下でA380/A340/A320/B747の一部機材の即時退役を決定 完全な需要回復には数年かかるとの見解
スポンサーリンク