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シンガポール航空、2機のB777-300ERを一時的な貨物機仕様に改修

シンガポール航空は、保有する2機のB777-300ERを一時的な貨物機仕様に改修したことを発表しました。

既に多くのエアラインが実施しているように、機内の座席を撤去し、客室部へ貨物を搭載できるようにする改修を行い、貨物搭載能力を12%向上させています。改修対象となったのは、9V-SWNと9V-SWMの2機となっており、初便として11月5日に前者が成田空港への貨物便として運航されたことが発表されています。

アジアの多くのエアラインは、国内線を中心に徐々に需要が回復傾向にありますが、国内線を持たないシンガポールの特性上、今後貨物便が重要な役割を果たすことが期待されます。

なお既に傘下のスクートはA320ceoを改修し貨物便の運航を行っており、今後グループ全体で貨物便を強化する方針とみられます。

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