韓国最大手LCCのチェジュ航空は、イースター航空を545億ウォン(約49億円)で買収する事を発表していますが、現在イースター航空が抱えている諸問題を解決しなければ、契約を解消すると通告したことが明らかになりました。
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現在イースター航空が抱えている問題は、総額20億円以上とされる従業員への給料未払いと、同社ブランドの海外法人となるタイイースター航空のリース契約内容となります。前者については、これまで両社が相手側に支払い義務があると主張し、後者に関しては、タイイースター航空のリース費の保障契約(リース期間をイースター航空が保証)を見直すようチェジュ航空側が求めているものになります。
現在のところ、イースター航空に資金はないとみられており、事実上問題解決ができない状況であることから、契約解消となる公算が大きく、今後破産手続きに進む可能性が極めて高くなっています。
一部の報道では、民事再生を目指す可能性なども指摘されていますが、新型コロナウイルスによる危機的状況下で、支援を行う企業が現れる見込みも少なく、残存価値も低いことから、申請が却下される可能性が高いとの見方もあります。
チェジュ航空がイースター航空に対し問題解決のために設けた時間は、10営業日以内となっており、7月15日が期限となることから、約10日後の動きに注目が集まります。参考記事:Newsis 画像引用:Boeing
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