タイの中央破産裁判所は、経営破綻し会社更生手続きを申請していたタイ国際航空を再建させることを正式に決定しました。
今後は、再建計画の策定に着手する手順となり、タイ国際航空の法律顧問のKitipong Urapeepatanapong氏は、計画の策定に5ヶ月から1年の時間が必要で、再建には5年を要し、2年の延長を猶予期間として設定する予定としており、最大で7年をかけての再建となる見込みです。
同社の累積赤字は一兆円を超えており、今後は人員削減、機材構成の見直し、タイスマイル航空の吸収合併などを検討するとみられ、LCCが台頭するタイの市場で、復活を目指すことになり、60年の歴史で最も困難な課題に取り組むことになります。Photo : Airbus