タイのノックエアは事業再生計画を公的管財人に提出した事を発表しました。
同社は、破産法に基づく会社更生手続きを2021年7月末に開始し、会社更生申請が破産裁判所に2020年11月4日付けで受理されています。
事業再生計画の提出期限は二度延期されたものの、今回ようやく提出されたことで事業再生に向けて一歩前進した形となります。なお今後は債権者が再建案を審議を行い承認されると、裁判所が最終判断を下す流れとなります。
同じく会社更生手続きを進めるタイ国際航空は、先日再建案が債権者に承認されており、同社は今後裁判所の最終判断を待つ状態となっています。
タイ国際航空はノックエアに13%を出資していたほか、ノックエアはスクートとの合弁会社であるノックスクートを昨年6月に清算するなど、新型コロナウイルスの影響により関係会社がことごとく窮地に追い込まれています。