ロンドンのヒースロー空港は、閉鎖している第3ターミナルをレッドリスト国専用ターミナルとして2021年6月1日より再開する計画であることがわかりました。
現在ヒースロー空港は、新型コロナウイルスの影響を受けた利用客の減少により、第2・第5ターミナルのみで運用し、第3・第4ターミナルは閉鎖していますが、今回第3ターミナルをレッドリスト国からの直行便の受け入れ施設として再開させる方針です。※第1は欠番 なお第3ターミナルでの運用は一時的なものとなり、今後第4ターミナルを正式な受け入れ施設にするために準備を進める計画です。
イギリス政府は、青・黄色・赤の三色で各国の新型コロナウイルスの感染リスクを区分しており、感染リスクが最も高いとされるレッドリストは、イギリス入国後に政府の監理下にて10日間の隔離が必要となっています。
今回レッドリスト国からの到着便を一つのターミナルに集約することで、レッドリスト以外の国の到着客と分離することができ、空港内での利用客の感染リスクを低減させることが期待されるほか、受け入れ側も効率的な措置を講じることができると期待されています。Photo : Heathrow Airport