成田空港は、今後機能強化を目的とし、新滑走路(C滑走路)の建設工事とB滑走路の延伸工事を予定していますが、この工事の着手時期は2024年度以降を予定していることがわかったと共同通信が報じました。
今後予定する工事は、現在2500mとなっているB滑走路を3500m化し、新たに3500mのC滑走路を建設するものとなり、首都圏(羽田・成田)の年間発着回数は100万回規模まで増加する予定です。またこの工事は、新空港建設に匹敵する大規模な工事となり、完成は2029年3月末を予定しています。
既に工事予定地の現地調査や埋蔵文化財調査を行っており、昨年には1万年以上前の旧石器時代の石器やその後の縄文時代の土器、古墳時代の竪穴住居跡などが見つかっています。
また空港敷地が大幅に拡大し、新滑走路の視認性を確保するために新管制塔が建設されることも決まっており、その高さは国内最高となる約120m級となる見通しです。Photo : NAA
国交省、成田空港の基本計画を53年ぶりに改定 B滑走路を延長しC滑走路(第3滑走路)を2030年までの完成を目途に建設へ