国土交通省は、成田国際空港株式会社法に基づき、国土交通大臣が定める基本計画を改定することを発表しました。
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成田国際空港については、昨年3月に国、千葉県、地元市町、成田国際空港株式会社からなる四者協議会において、既存のB滑走路の延伸やC滑走路の増設等により空港の発着容量を年間50万回とする、更なる機能強化について合意がされたことから成田国際空港株式会社法第3条に基づき国土交通大臣が定める基本計画を53年ぶりに改定します。
【改定内容】
更なる機能強化の合意内容に沿って横風用滑走路の計画を廃し、新たにB滑走路延長・C滑走路新設を行うことに伴い、滑走路の配置・空港敷地の面積等に関する項目を改定いたします。
⦅旧計画⦆
画像引用:国土交通省
⦅新計画⦆
画像引用:国土交通省
基本計画の改定により成田空港が新滑走路の建設の許可申請を行う予定となり、建設へ向けた動きが加速する見込みです。
成田空港の機能強化は、第3滑走路(C滑走路)の建設、新ターミナルの建設が予定されており用地取得も全体の95%まで進んでおり、2030年頃までには羽田空港と合わせて首都圏100万回の発着枠が実現する見通しです。
また、C滑走路の供用後は、滑走路別に異なる運用時間を設ける「スライド運用」を導入し、飛行経路下で6時間の静穏時間を確保し空港全体の運用時間は05:00~24:30(25:00まではカーフュー弾力運用)となり1時間あたりの発着回数の処理能力は98回まで増加する見通しです。
画像引用:国土交通省
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