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ユナイテッド航空、今後2年で250機超を導入へ

 ユナイテッド航空は2026年3月24日、今後2年間で250機以上の新型機を導入し、機内サービスを劇的に刷新する大規模な機材拡大計画を発表しました。今回の計画は、2021年から続く成長戦略「United Next」をさらに加速させるもので、地域路線から国際線まで、あらゆるキャビンでプレミアムな体験を提供することを目指しています。

 今回の刷新の目玉となるのは、大陸横断路線に投入される「コーストライナー(Coastliner)」と呼ばれる特別仕様のエアバスA321neoです。今夏からロサンゼルス・サンフランシスコとニューヨーク/ニューアークを結ぶ路線に導入されるこの機体には、ナローボディ機としては画期的な全席通路アクセスのフルフラットシート「ユナイテッド・ポラリス」が搭載されます。

 国際線においては、4月22日のサンフランシスコ~シンガポール線を皮切りに、全面刷新されたインテリアを持つ787-9「Elevated」がデビューします。この機体には、従来のポラリス席よりも25%広く、プライバシードアを備えた新シート「ユナイテッド・ポラリス・スタジオ」が導入されます。27インチの4K OLEDスクリーンや、ワインペアリング、キャビアを含む専用ミールサービスなど、米国キャリアでも最高峰のスペックを誇ります。

 また、地域路線や中距離国際線の近代化も進められます。757の後継として導入されるA321XLRは、欧州や南米の都市へのアクセスを担い、32席のプレミアムシートを備えます。一方、シカゴやデンバーを拠点とする地域路線には新型のCRJ450を投入。この機体は、ファーストクラスの頭上収納棚をあえて廃止して大型の荷物クローゼットを設置することで、まるでプライベートジェットのような開放感のある空間を実現しています。

 サービス面では、2027年末までにほぼ全ての機体でスターリンクによる高速Wi-Fiをマイレージプラス会員向けに無料で提供するほか、エコノミークラスを含む全席へのモニター設置や、全員の機内持ち込みバッグが収まる大型収納棚の導入を急いでいます。

 ユナイテッド航空のスコット・カービーCEOは、今回の投資について「あらゆるお客様に一貫したプレミアムな体験を提供し、世界で最も選ばれるブランドになるための重要なステップである」と強調しました。

【導入予定機の内訳】
◇737MAX:119機
 ◇787-9 (”Elevated” インテリア仕様):47機 国際線のフラッグシップ機。うち33機は、さらにプレミアム席を増やした特別な客室構成になる予定です。
◇A321neo “Coastliner”(コーストライナー):40機 
◇A321XLR:28機
◇A321neo(標準仕様):18機 コーストライナー仕様ではない、標準的な新世代の単通路機。Photo : United Airlines

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