ドイツ政府が政府専用機として今年から導入するACJ350-900XWB初号機がデリバリーされ、ハンブルク国際空港に到着しました。
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画像引用:Lufthansa Technik
これまで長距離用機材として使用しているA340型機は2011年にルフトハンザドイツ航空から買い取ったものになりますが、2018年にはメルケル首相がG20会議に向かう途中に技術系統の不具合により緊急着陸し、会議に遅刻するなどのトラブルが発生していました。またこの他にも同様の事象が発生していたことから、ドイツ政府は新品の機材を導入することを決定し、約12億ユーロを投じA350の3機導入に至っています。
この政府専用機の内装は、ルフトハンザテクニックが担当することになっており、暫定的な機内の改装に着手したことが発表されています。これは可能な限り早く運用させる目的と考えられており、2号機・3号機が完全な内装で運用が開始されると1号機も再度改装に入る予定となっています。
キャビンは多機能ラウンジエリアやオフィスと会議エリアが設置され、残りのスペースは、同行する代表団が利用できるよう設計される予定となっています。なおA350型機を政府専用機として導入するのはドイツ政府が初めてとなります。
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