イギリスの主要空港の一つであるロンドン・ガトウィック空港は、新型コロナウイルスの影響により従業員600人を解雇する方針であることがわかりました。
現在の同空港の運航規模は、通常時の20%となっており、2つあるターミナルの1つを閉鎖して運用をしていますが、今後も大きく回復する見通しも立たず厳しい状況が続いています。
今回人員削減される規模は、全従業員の25%相当(600人)となっており、同空港のStewart Wingate CEOは、この人員削減は新型コロナウイルスが業界に与えた壊滅的な影響の結果としています。
また同社の従業員の75%以上がイギリス政府の雇用維持制度を利用していますが、これが10月に期限切れになることも人員削減に至る一因となっているようです。
これまで航空会社の解雇が多くの注目を集めてきましたが、空港や関連会社も同様に甚大な影響を受けており、新型コロナウイルス以前の需要に回復するのは2024年になると多くのアナリストが分析していることから、現在の状況が長引けば、今後も航空関連業に従事するする人の雇用は世界的に減少することが予想されます。参考記事 : The Guardian Photo : Gatwick Airport