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エアアジアCEO、『アジア諸国では入国条件にワクチン接種を義務付ける可能性がある』との見解を示す

エアアジアグループのトニーフェルナンデスCEOは、今後アジア諸国においては、入国条件にワクチン接種を義務付ける可能性があるとの見解を示しました。

CAPA主催のイベントにおいて同CEOは、アジア諸国の政府は、ワクチン接種無しでインバウンド旅客の入国を認めることはないと予想しているとした上で、この決定は航空会社ではなく、政府が決定すべきであるとの意見を述べました。
また、プライオリティパスラウンジを運営するCollinson Group のアジア太平洋エリア社長のTodd Handcock 氏も同様の見解を述べています。

これまでにデルタ航空CEOは、国際線においてワクチン接種は必須条件になるだろうとの見解を示してるほか、カンタス航空CEOは、国際線利用者に対してワクチン接種を義務付ける方針を明らかにしています。

また国際航空運送協会(IATA)は、ワクチンの接種情報を管理する『IATAトラベルパス』の開発を進めており、年内にも試験運用に移行するものとみられています。

各エアラインのトップの発言により、徐々に今後の国際線の運用方法が見えてきており、現状では搭乗者にワクチン接種を条件にすることが、国際線の大きな回復のタイミングになることが予想されます。しかしながら、多くの人にワクチンが行き渡るには相当な時間がかかることから、一部では反対の声も上がっていることもあり、本格的な国際線の再開には、まだまだ問題が山積みとなっています。参考記事:The edge markets Photo : Airasia

カンタス航空CEO、国際線利用者に対してワクチン接種を義務付ける方針を明らかに 他エアラインも同様の措置を行うと予測

デルタ航空CEO『ワクチン接種を待ちきれない』従業員へのワクチン接種は優先されるべきとの見解 今後の海外旅行の在り方についても言及

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