デルタ航空のEd Bastian CEOは、新型コロナウイルスワクチン接種に関して、『ワクチン接種を待ちきれない』として自身も接種することを明らかにした上で、従業員は最前線で働く不可欠な職業であることから優先して接種ができるようにすべきとの見解を示しました。
これはアメリカのNBC NEWSに出演した同CEOが明らかにしたもので、ワクチンが正式に承認された際には、優先して接種を受けられるべきとの見解を明らかにし、従業員には接種を強く推奨するとして自身もワクチンを接種するとしています。また今後の国際線においてワクチン接種を義務付けるかを問われ、まだ決めてないと明言は避けながらもワクチン接種は必須条件になるだろうとしましたが、これを決定するのはエアラインではなく、国際当局になる可能性を示唆しています。
これまでにカンタス航空のAlan Joyce CEOは、今後の国際線において利用者に対してワクチン接種を義務付ける方針を明らかにしており、他エアラインも同様の措置を行うことになるだろうとの見解を述べていますが、この点ではまだ世界各国エアラインの足並みが揃っていない状態です。
今後の海外旅行においては、当面ワクチン接種が条件になることが基本路線と考えられますが、個人の権利としてワクチン接種を希望しない人もいることから、何らかの国際的な制度化が必要となることが予想されます。