オーストリア航空は、今後の航空需要の減退を理由に、昨年4月に保有する6機のB767型機のうち3機を退役させる計画を発表しましたが、2月末にも最初の機体の退役を開始する見込みであることがわかりました。
退役となるのは、OE-LAT, OE-LAW,OE-LAXの計3機で、一番最初に退役するのはOE-LATとなり、2月末から3月初旬頃にアリゾナにフェリーされ、その後解体され、中古部品市場に部品を供給するものとみられています。
またOE-LAW,OE-LAXの2機は、春と秋に退役するとみられていますが、現在売却交渉を行っているとの情報もあり、新たな会社で活躍の場を見つける可能性が報道されており、仮に売却となれば同機の需要があるカーゴエアラインへの売却と予想されます。
その他機種においては、A319全機とDHC-8全機を2022年までに段階的に廃止する計画とし、2022年には保有機材を60機に縮小し、長距離線用機材は9機とする計画です。なおこれにより輸送力は20%削減となる見込みとなっています。
参考記事:CAPA Photo : Austrian Airlines
フルサービスキャリアの進むLCC化 ルフトハンザグループが来春から短・中距離線でのスナックの提供を廃止 オーストリア航空は無料ドリンクも廃止へ