アエロメヒコ航空は、同社がB787シリーズとして初めて導入したB787-8型機の初号機(N961AM)を退役させました。
アエロメヒコ航空は、民事再生法に相当するチャプター11を昨年申請し、現在経営再建に取り組んでいますが、その一環として、保有機材数を削減する計画としています。
今回長距離線用機材として初めてB787型機を退役させましたが、既に他機種では退役が進んでおり、2020年1月時点で130機あった機材は2020年12月時点で107機まで減少しています。
また退役したB787型機は、同社が保有していた19機のB787(787-8×9機、787-9が×10機)の初号機となり、機齢は約7年となります。なお退役した機材は、現在ウィルミントン・トラスト・カンパニーが所有し、今後ポルトガルのユーロアトランティック航空が運用する見込みです。
新型コロナウイルスの影響により、多くのエアラインが機材数を削減したことから、これまで中古市場にもあまり出回らなった機材も出回り始め、今回のようなB787型機も今後中古市場を賑わせることが予想されます。Photo : Boeing