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エアバス、A330neoの減産を検討 主要顧客のエアアジアXが受領を延期する見込み

エアバスは、A330neoの減産を検討していることが明らかになったとBloombergが報じました。

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今回の減産は、新型コロナウイルスにより航空需要が減退し、各社運航規模を縮小しており、主要顧客であるエアアジアXも影響を受け受領を延期する見込みであることが影響しています。

2020年1月末時点で、A330-900neoは合計323件の受注を獲得しており、そのうちの78機がエアアジアグループによるもので同機の主要顧客となっています。エアアジアXのイスマイルCEOは、今年2月に受領は遅れることになるだろうとの見解を示しており、今後エアバスは生産体制を見直す模様です。なおエアアジアXは、昨年8月に発注していたA330neoの一部をA321XLRに変更するなどしており、将来的に中距離路線にワイドボディ機に加えナローボディ機も投入する計画です。

新型コロナウイルスの影響が、航空機メーカーに及びはじめ、航空業界全体が深刻な状況になりつつあります。
参考記事:Bloomberg
画像引用:Airbus

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