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ボーイング、エンブラエルとの事業統合を目指した合弁会社を設立する契約を解消することを発表

ボーイングは、エンブラエルとの事業統合を目指した合弁会社を設立する契約を解消することを発表しました。

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2018年7月に発表された計画ではエンブラエルの商用機部門を分離し、ボーイングが38億ドル(約4000億円)を出資して80%の株式を取得し、先行して提携したエアバスとカナダのボンバルディアのA220に対抗する計画でした。

しかしながら契約後にB737MAXの墜落事故による運航停止措置がとられ、徐々にボーイングの財務状況が悪化したほか、昨今の新型コロナウイルスの影響により両社ともに大きな影響を受けたことから、条件の変更の協議が難航し、契約解消に至ったものと考えられています。

当初ボーイングがエンブラエルの小型機事業の買収したことにより、リージョナル機の市場でもエアバスとボーイングの一騎打ちとなり三菱航空機が手掛けるスペースジェットが蚊帳の外におかれる心配がされていました。しかしながら今回契約が解消となったことで三菱航空機にとってみればいいニュースとの見方もできますが、新造航空機の需要が低下していることを反映しているものであることから、各航空機メーカーは今後暗雲が立ち込めた状況が続くことが予想されます。画像引用:Embraer

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