三菱航空機は、開発が進むスペースジェットの開発計画を見直すことが明らかになったとNHKが報じました。
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具体的な開発スケジュールの見直しは、ローンチカスタマーのANAが発注している90席級のM90の量産計画の縮小、北米市場向けとなる70席級のM100の開発見合せとなります。
またこの見直しに伴いスペースジェットに携わる人員も削減される見込みとなっており、事業規模は大幅な縮小となります。なお三菱重工は、先日の決算においてスペースジェットの開発費を前年度から半減させる方針を示していました。
新型コロナウイルスの感染拡大により世界的に航空需要が減退した結果、航空機需要も急激に落ち込んでおり、三菱航空機以外のボーイングやエアバスでも危機的な状況に追い込まれ需要予測も難しい状況に陥っています。
スペースジェットに関しては、ウイルス問題以前から度重なる開発延期により当初予定していた開発費も超過し、納入時期は2013年から遅れている状態が続いており、今回の問題が更に開発を遅らせる原因になり兼ねない状況となっています。現在は、2021年度以降の初号機納入を予定していますが、今後の進捗状況によっては、7度目となる延期も視野に入ることが予想されます。画像引用:Mitsubishi Aircraft Corporation
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