エアバスは、新型コロナウイルスによる経営状況の悪化により15,000人の人員削減を行う計画を発表しました。
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2021年夏までに各国の拠点で人員削減が行われ、対象となるのは、フランスで5,000人、ドイツで5,100人、スペインで900人、イギリスで1,700人、その他エリアで1,300人となります。
“Airbus plans to further adapt to #COVID19 environment with new measures to safeguard the Company’s future.” https://t.co/IRTNGHulvT
Hear from Airbus CEO @GuillaumeFaury. pic.twitter.com/KGAwq1NxkQ
— Airbus (@Airbus) June 30, 2020
同社の予測では、2023年まで新型コロナウイルス以前の航空需要に回復しないとしており、更に2025年まで遅れる可能性も想定していることから、今後の需要予測を反映させ、対策を講じる必要があることから今回の人員削減の判断に至ったとしています。
同社のGuillaume Faury CEOは、「エアバスは、業界がこれまでに経験したことのない最も深刻な危機に直面しています。私たちは、顧客の課題に対応しながら企業を維持し、健全でグローバルな航空産業のリーダーとして危機から脱却する必要があります。その現実に立ち向かうために、私たちはより多くの措置を講じる必要があります。」とコメント発表しています。
現在エアバスと顧客となる各エアラインは、デリバリー予定の機材をめぐり多くの交渉を行っており、早く完成機をデリバリーしたいエアバス側と受領を遅らせたいエアライン側で、交渉が難航しているものと推測されています。このようなことから、同CEO、契約を守らないエアラインに対しては訴訟も辞さない考えを示しています。画像引用:Airbus
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