カンタス航空のAlan Joyce CEOは、国際線の再開へ向け、15分で結果が判明するウイルステストを搭乗前に実施する事により、ワクチンの供給以前に国際線を再開できる可能性があることを示唆しました。
同CEOは、新型コロナウイルスに有効なワクチンが多くの人に行き渡るまで国際線の運航再開は難しいとし、2021年7月頃まで国際線の運航を停止する意向を示していましたが、上記ウイルステストの進展状況が良好であるとし、このウイルステストの導入によりワクチンの供給以前に国際線の運航が可能となり、旅客は隔離措置を回避できるとの見方を示しています。
またこれが制度化されトラベルバブルが実現すると、感染低リスクとなるニュージーランドや日本をはじめとするアジア諸国への運航が可能となるかもしれないとコメントしたほか、また国際線の運航再開時は、B787を投入する計画であるとしています。
今後出入国時のウイルス検査で陰性となり入国後の隔離期間を回避できるようになれば、国際線の利用客も増加することが期待されるため、上記ウイルス検査の実用化を前提として、今後どのようなに制度化していくのか注目されます。
参考記事:news.com.au Photo: Qantas
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