ユナイテッド航空は、自社が運航するプロスポーツチームのチャーター便において、白人の若いブロンド女性を優先的に業務に就かせたとして、一部の従業員に訴えられたことがわかりました。
今回訴訟を起こしたのは、勤続28年の黒人女性客室乗務員と勤続34年のユダヤ人女性客室乗務員となり、同社が契約しているNFLやMLBのプロスポーツチームのチャーター便において、同社が白人の若いブロンド女性を優先的に業務に就かせたとし、人種や身体的特徴に基づき人選していることから差別やハラスメントであることを主張しています。
これらのチャーター便の業務は、手当てが多く、高ランクのホテルが手配されるなど特別待遇であるほか、スーパーボウルを含む観戦チケットなどが得られる環境下であったことから、上記2名の従業員も搭乗を希望しましたが、下記記載のリスト外である事を理由に上司に断られ業務に就くことはできなかったとしています。
また、このチャーター便にはチームが希望するCAリストがあったとし、これらの一連の同社の対応が卑劣な環境を作り出しているとして、上記2名の従業員は会社に対し慰謝料を求めています。なお一部メディアの報道によれば、ユナイテッド航空は、あくまでも顧客の希望に沿った対応を行ったまでと主張するものとみられています。参考記事:FMTnews Photo : United Airlines