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エミレーツ航空、B777Xの発注数の1/3をB787へ変更する事を検討か

エミレーツ航空は、ローンチカスタマーとなっているB777X型機において、発注数の1/3をB787へ変更することを検討している模様であることがわかりました。

これは匿名の情報筋が明らかにしたもので、現在の115機の発注数の1/3となる30~40機がB787型機に変更される可能性があるとしています。同社は、以前にも同機の発注数の一部をB787に切り替えており、仮に発注変更が行われると、2回目となります。

またボーイングが先日公表したデータによるとB777Xの受注残は、公表されていた309機の契約数よりも大幅に減少して191機となっていることが明らかになっており、新型コロナウイルスの影響を受け、大型機の需要が著しく低下していることがわかっています。

ボーイングは先日B777Xの納入延期を発表しましたが、これにより各社キャンセル権を行使できる可能性があり、今後さらなる受注減となることも予想され、B777Xの開発にも影響が及ぶことが予想されます。参考記事:hindustantimes Photo : Emirates

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