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国交省、ANAとJALの計32機のB777型機の運航停止を指示 ユナイテッド機はファンブレードの金属疲労が原因か

国土交通省は、現地時間2021年2月20日に発生したユナイテッド航空のエンジントラブルを受け、同型のエンジンを搭載する機体を保有するANAとJALに対し運航停止を指示しました。

対象となるのは、プラット&ホイットニーPW4000系列型を搭載するB777型機となり、ANAが19機、JALが13機となります。

昨年12月には、JALの同型機が那覇空港を離陸後にエンジンが損傷する重大インシデントが発生しており、国交省はANAとJALに対し点検頻度を引き上げた点検強化を指示していましたが、ユナイテッド航空の事案を受け、追加対策の必要性の有無を検討する間、安全確保に万全を期すために当該航空機の運航停止を決定したとしています。

なおアメリカでは、NTSB(米国国家運輸安全委員会)により調査が開始されていますが、同省は米国連邦航空局に対し本事案の原因究明及び再発防止の実施を要請し、本事案に関する情報収集を行うとしています。なおこれまでにNTSBは、トラブルのあったエンジンのファンブレードに金属疲労とみられるものが確認されたとしており、今後これが全エンジンに発生しうるものなのか調査するものとみられます。



Photo : NTSB

今回の措置を受けANAとJALは、同型機での運航を予定していた便においては、機材変更で対応する予定となっています。

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