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マレーシア航空に政府系のファンドが資本注入 当面の運営資金を確保

政府系ファンドのカザナ・ナショナルが経営再建中のマレーシア航空に36億リンギット(約939億円)の資本注入を行うことがわかりました。

今回明らかになった資本注入は、来月初めにも正式に発表される見込みとなっており、資金は2025年までの運営資金に充てる予定となります。昨年11月には、同国の財務大臣がこれまでにカザナ・ナショナルにより280億リンギットをマレーシア航空に資本注入したことを明らかにしており、更なる資金支援を行うことになります。

一時はエアアジアとの統合や会社清算などの可能性も指摘されましたが、両社はビジネスモデルや企業文化が異なっていることから合併は難しいと判断され、両社共存で今後も再建を目指します。

現在マレーシアでは、ワクチンが到着し間もなく接種が開始されますが、具体的な需要回復時期がまだ見通せないことや、抜本的な経営再建策が策定できていないことから、今後更なる資金援助も必要になるとの指摘もあり、同社の再建は前途多難となります。参考記事:The Edge Markets Photo : Airbus

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