ルフトハンザドイツグループは、新型コロナウイルスの影響により、今後段階的に保有機材を削減する計画を発表しました。これにより、ルフトハンザドイツ航空のA380とA340は退役となる計画です。
この計画は今後6年をかけて行われる予定となり、グループ5社(ルフトハンザドイツ航空・スイスインターナショナルエアラインズ・オーストリア航空・ブリュッセル航空・ユーロウイングス)で計8機種を退役させるものとなります。なお現在までに各機種の具体的な退役スケジュール等は明らかになっておりません。
対象となる機種は、A380・B747-400・B777-200・A340-600・A340-300・A330-200・B767-300・MD-11Fとなり、機種・機材をを大幅に削減することにより、整備や訓練費などのコストを削減する計画とみられています。
本日発表された同グループの2020年12月期決算は、67億2500万ユーロ(約8650億円)の赤字であることが発表され、2021年も赤字予測としており、業績改善が急務な状況となっています。
新型コロナウイルスの影響により、大型機であるA380は不採算機材としてみなされており、コロナの影響で同機のオペレーターであったエールフランス航空・ハイフライ航空・タイ国際航空・ルフトハンザドイツ航空が同機を完全に退役させることを決定もしくは決定的となっています。Photo : Lufthansa