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ルフトハンザグループ、発注している大型機材を小型化する交渉をボーイング・エアバスと開始

ルフトハンザグループは、発注している大型機材を小型化する事をボーイング・エアバスと交渉していることが明らかになりました。

これはルフトハンザのCarsten Spohr/カルステン・シュポアCEOが明らかにしたもので、新型コロナウイルスの需要減退により、大陸間を運航する大型機材を小型化する事をメーカー側と交渉を開始したとしています。

詳細は明らかにされなかったものの、同社が発注している各社の大型機材はB777XとA350-900型機となっており、今後これらの機材において発注内容の変更が行われる可能性があります。なお同社はB777Xをローンチカスタマーとして20機発注しているほか、A350-900型機は41機を発注しています。

同じくB777Xのローンチカスタマーであるエミレーツ航空は、B777Xの1/3をB787へ発注変更することを検討しているものとみられており、今後他社においても大型機を避ける動きは広がると考えられ、新型コロナウイルスの影響によりB777Xは、当初想定された生産数に届かない恐れも出てきています。参考記事:Bloomberg Photo : Lufthansa

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