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JAL、春秋航空日本を子会社化し中国からのインバウンドを獲得へ

JALは、春秋航空日本を子会社化する計画であることわかりました。

既にJALは、春秋航空日本に対して小額出資していることを明らかにしていますが、6月にも追加出資を行い保有株式を半数以上にまで引き上げる方針とみられます。JALは、公募増資などで調達した資金の一部となる100億円を2023年3月末までに業務提携相手であり50%出資するジェットスタージャパン及び少額出資する春秋航空日本に対する投融資資金に充当する予定としていましたが、これを予定通り実行します。

これによりJALは、100%子会社のジップエアと国内線を主体とするジェットスタージャパン、中国路線を展開する春秋航空/スプリングジャパンの計3社のLCCに50%以上を出資することになります。

また今後はビジネス需要よりも観光・レジャー需要が先行して回復することが世界的に予想されていることから、JALはLCC事業を強化し、春秋航空日本に関しては中国からのインバウンドの獲得を目指すものとみられます。Photo : Spring Japan

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