シルクウェイウエスト航空とボーイングは、B777Fを5機導入する契約を締結した事を発表しました。
この契約は、カスピ海地域および中央アジアにおいて長距離・大容量の双発貨物機を購入する初めてのケースとなり、世界各地で高まる貨物需要に対応するためのキャパシティの拡大が可能となります。
既存の貨物業務とスムーズに統合できるように設計されたB777Fは、シルクウェイウエスト航空が現在運用している5機のB747-8Fと7機の747-400Fに加えて、運用上の柔軟性を実現します。
Photo : Silk Way West Airlines
今回の契約に伴いシルクウェイウエスト航空のZaur Akhundov社長は『今回の契約は、当社の機材更新の一環であり、お客様のご期待にお応えするためのコミットメントでもあります。今回の貨物機の購入は、今後15年から20年の間、世界の航空貨物市場における当社の主導的地位をさらに強化するものと確信しています』とコメントしています。
2012年にバクーで設立された同社は、カスピ海地域で最大の貨物航空会社であり、年間の貨物取扱量は35万トンで、バクーのヘイダル・アリエフ国際空港を拠点に、世界40都市に向けて毎月約350便の定期便を運航しており、今年2月からは成田空港にも乗り入れを開始しています。Photo : Boeing