羽田空港を運営する日本空港ビルディングが予定する第1ターミナルと第2ターミナルの拡張工事は、2021年11月に着工し、2024年3月に完工する計画ですが、この拡張工事による新たなターミナルの配置図が明らかになりました。
まずANAが主に使用する第2ターミナルは、300億円の投資により北サテライトと本館を接続する増築工事を実施し、既存施設同士を連結させます。この連結部分にもボーディングブリッジを少なくとも3基を設置する計画とし、受け入れ能力の向上により将来的には国内・国際線の時間帯で使い分けているスイングゲート(66~71)を国際線専用に切り替える事が可能となり、ANAの全国際線を第2ターミナルに集約する計画となります。
Photo : 日本空港ビルデング
またJALとスカイマークが主に使用する第1ターミナルは、北サテライトの新設工事として200億円の投資を予定しており、スカイマークが主に使用する24番スポット付近からサテライトに通じる連絡通路とサテライト棟を新設します。このサテライト施設には少なくとも6基のボーディングブリッジを設置する計画となります。
Photo : 日本空港ビルデング
同社は、2021年度をコロナ回復後の成長に備える1年と位置付けており、IATAが予測している2024年の新型コロナウイルスからの需要の完全回復を見越してターミナル整備を進める計画となります。
Photo : 日本空港ビルデング
これらの工事により羽田空港は、また大きな変化を迎えることになり、利用客にとってもボーディングブリッジ使用率の向上により満足度が向上することが期待されます。