FSC 航空ニュース

エアドゥとソラシドエアが2022年10月に共同持株会社を設立へ 両社が基本合意

 エアドゥとソラシドエアは、2021年5月28日に開催された各社の取締役会において、両社にて共同持株会社設立に関する「基本合意書」を締結することを決議し、両社は2022年10月を目途として、共同持株会社の設立を目指すことを発表しました。

 今回の合意の背景は、両社が新型コロナウイルスの拡大で、航空需要が大幅に減少するなど、かつて経験したことのない極めて厳しい状況に直面し、パンデミック以前の収益水準への回復には相当の時間を要する見込みであることが要因としています。

 このような事から両社が有する経営資源(人材・技術・施設等)を効率的に活用し、スケールメリットを最大限発揮させることが極めて重要であると判断し、共同持株会社の設立を通じて、強固な経営基盤を構築することが最良な選択であるとの結論に至ったとしています。なお両社は、共同持株会社設立後も、「北海道の翼」「九州・沖縄の翼」として、それぞれが航空運送事業許可および固有のブランドを有する地域に根差した航空会社として、引き続き地域社会とともに持続的な発展を目指します。

 今後はそれぞれの株主総会での承認を前提に、2022年10月を目途に、株式移転による共同持株会社を設立し、両社は共同持株会社の傘下に入ります。両社の株主はすべて共同持株会社の株主となります。その後も両社は引き続きそれぞれが航空運送事業会社として経営の独立性を確保し、両社の業務提携・協力関係を深化させつつ、それぞれ切磋琢磨して企業価値を高め、さらなる成長と持続的な発展を目指します。

【設立スケジュール】

  • 2021年5月31日(本日)

    ・・・共同持株会社設立に関する基本合意書の締結
  • 2021年6月~

    ・・・共同持株会社設立に向けた準備開始
  • 2022年6月(予定)

    ・・・各社株主総会での共同株式移転計画の承認
  • 2022年10月(目途)

    ・・・株式移転・共同持株会社設立 Photo : AIR DO

エアドゥとソラシドエアが事実上の統合へ 日経報道

エアドゥ、2021年度上期の運航計画を発表

ソラシドエア、2021年度路線便数計画を発表 羽田~那覇線を開設し那覇~石垣線は増便 中部線は減便