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エアバスCEO『航空業界はパンデミックから回復し始めている』生産能力を増強へ

 エアバスのGuillaume Faury CEOは、『航空業界はパンデミックから回復し始めている』との見解を示し、今後の航空機需要の回復を見据え、生産能力を増強する事を発表しました。

 同CEOは、これまでの予測と同様に2023~2025年にかけてパンデミック以前の水準に回復する事が予想されるとし、サプライヤーに対し需要に応えられるよう、設備投資や生産能力の増強を呼び掛けています。

 機種別においては、以下の生産能力の増強を予定してます。
◆A320ファミリー 2021年第4四半期の月産数45機から2022年第2四半期に64機、2024年第1四半期に70機、2025年に75機へと増産
◆A220 2021年の月産5機から2022年6機、その後2025年には14機へと増産
◆A350 2021年の月産5機から2022年後半に6機へと増産
◆A330 月産2機を維持

 また同社は、市場の変化に合わせてさらに需要に適応させる方針とし、航空機需要に対し柔軟に対応する計画です。Photo : Airbus

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