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JAL、2021年4~6月期決算において579億円の最終赤字

 JALは、2021年4月~6月期連結決算の最終利益は579億円の赤字となったことを発表しました。

 新型コロナウイルスの影響により国際および国内航空旅客需要は依然として低迷したものの、航空貨物においては、航空旅客需要の減少に伴い各社が旅客便を大幅に減便した影響により、需給がひっ迫し、特に国際貨物需要は引き続き好調であったとしています。

 上記の経営環境において当第1四半期の売上収益は前年同期から566億円増加の1,330億円(前年同期比74.1%増加)、営業費用は前年同期から96億円増加の2,154億円(前年同期比4.7%増加)となりました。また当期純利益は前年同期の937億円の赤字から357億円改善し579億円の赤字となりました。

 当第1四半期と直近の取り組みとして、LCC事業においてはZIPAIRを加えた特徴の異なるLCC3社による成田空港をハブとした利便性の高いネットワークを構築し、ポストコロナにおける航空需要の回復にいち早く対応できる体制を整えたとしています。

 また手元流動性については、2021年6月に普通社債で300億円を調達し、さらに244億円の借り入れを実施し、6月末において、現預金3,570億円に未使用のコミットメントライン3,000億円を加えた合計6,500億円を超える十分な手元流動性を確保しているとしています。

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